Pepperの本当の父は誰?

数日前から見るこの騒動、
「林要氏はPepperの開発リーダーではない」。ソフトバンクロボティクスが声明
劉 尭2018年1月23日 18:26
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1102607.html

食い違う両社の言い分、ソフトバンクR社と「元ペッパーの開発リーダー」の“確執”
西山 里緒 [Business Insider Japan]Jan. 23, 2018, 08:55 PM
https://www.businessinsider.jp/post-160759

「あの人は父親ではない」、ソフトバンクのPepper君に親権問題勃発
大和田 尚孝=日経コンピュータ2018/01/23
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/012303002/?rt=nocnt
ソフトバンク激怒 あいつはPepperの親じゃない
文●G. Raymond2018年01月23日17時00分
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/409/409938/

このニュースを見た時は「う~ん…」と思ってしまいました。その前にちょっと○○の父を纏めてみましたので整理しましょう。

Pepperを生み出したのは元々フランスのアルデバランという会社です。そこを立ち上げたのはブルーノ・メゾニエさんでそこをソフトバンクが買収。そしてトヨタから移籍した林さんを中心に開発・発売したという流れです。

Googleでお馴染みのAndroidはアメリカのAndroid社で、そこを立ち上げたのはアンディ・ルービンさんです。アンディ・ルービンさんは退社後にスマホ端末メーカー「Essential」を立ち上げました。その時のそれ以前からも「Androidの父」と呼ばれておりました。
そしてEssential社を立ち上げた際にGoogleから横槍が入る事は勿論有りませんでした。

では次にi-modeです。国も状況も(そもそも買収はなく全て自社)かなり違いますから一覧で纏めるのもあれですが一応記載するとこちらはチームの総責任者である榎部長がとらばーゆ編集長だった松永さんを呼び、そして松永さんが夏野さんを呼び当時のドコモとしては異例のヘッドハンティングでリーダー的存在を呼びよせチームで開発したって経緯です。
i-modeの〇〇に関しては、松永さんが「生みの親」、夏野さんが「父」と言う表現を良く目にしますし、ご本人たちもスタートアップ創業者として自分だけで生み出した訳では無いから「チームで」とちょくちょく協調されてますね。そしてGoogle同様にドコモから横槍は有りません。

Pepperに戻すと「本当の父」の呼称であーだこーだするならば「Pepperの父はブルーノ・メゾニエさん」と表現するのが一番適切だと思うのですよね。今回の一件は双方の立場としての言い分はあると思います。でも裏側で何があったのか一切分かりません。最後はこの表を頭の隅っこに入れて読み手聞き手の解釈次第になるでしょうか。

ただAI・ロボットは必ずやって来る世界。
日本では大昔から鉄腕アトム・ドラえもんを始めロボットに対して愛着があり身内的な存在で「共存する」と言う考え方。それに対して西洋文化でのロボットはスターウォーズなどに見られる、人間に「奉仕する」と言う考え方と言うのをどこかの記事で目にし「まさにそれだ!」と思いました。
なので冷静になって世界に誇れる日本初のロボットを生み出して欲しいものですね!

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