ただ次世代型の店舗を1日で3つもはしごするのはきっとこの先は無いと思いますから貴重な1日となりました。
まず今回それぞれの店舗での制限や特徴をおさらいすると、
JR東日本(赤羽)
・店舗内に3人迄
・購入は1人3点迄
・100台超えのカメラによる識別(タグやコードは一切使わず)
・決済は交通系IC(入場にも使用)
ローソン(CEATEC)
・店舗内に10-15?人迄
・購入は1人3点迄
・電子タグ(RFID)による識別
・専用アプリ&クレカ登録or楽天ペイ
※ローソンは人数調整をしていたが正確な数値は不明なので写真から予想
ROBOT MART(茅場町)
・店舗内の人数制限無
・持ち帰りは1人1点迄
・レジ前のカメラ1台による識別(店内には複数のカメラはあり)
・支払いなしのお持ち帰り
一番のポイントはROBOT MARTでは支払い無しのお持ち帰り制であった事。これは想像していなかっただけに吃驚しました笑。ただこれはこれで実証実験の方法の1つと受け止めるべきでしょう。
では次にJR東日本とローソンの違い。
根本的に目指す方向(手法)が違うので、それがそのまま出てると思います。JR東日本は100台越えのカメラが現時点で安全に同時処理出来るのが3人3点迄と見てた。では逆にローソンのその人数が凄いかと言うと必ずしもそうではなくて、
緑枠のタグを読ませるところへはスタッフさんが1人ずつ順番に流してるだけで、10~15人の出どころは並ぶ人数とと店内の回遊する人数を調整して出しただけっぽいのでタグの読み取り云々から来てる話じゃないのですよね。しかもCEATEC店の部分をもう少し広くしてればもっと多く入れる事も出来てたので、同時人数での比較は無しで。(ROBOT MARTは11月にならないとなんとも)
では大量のカメラで追尾するのか、タグで読み取るべきなのかってのは、はっきり言って一長一短あるので、「キオスク」がとか「ローソン」がと屋号の問題じゃなくTPOによるでしょうね。
LAWSONの竹増社長は「ローソンが目指す2025年の未来型コンビニとは」で「うちは無人ではない」と仰っていたけど、それは必ずしも本心では無いと思うんですよねー。
加盟店が約1万5千弱ある前で「今はまだそうと言えないはず」。他社より色々と早く手を打ってるだけに口と心は裏腹なとこも。
LAWSON’S DESIRE FOR CEATEC JAPAN EXHIBITION
ローソンのCEATEC JAPAN出展への想い
https://www.lawson.co.jp/service/ceatec/
ちなみにわたくしのウォークスルー決済をした時はエラーでラッキーな結果になりました。(→ラッキー内容はご想像ください)
別の時間帯にも様子を見に行ったのですが違う人がエラーで同じ事が起きてました。
一方のJR東日本、スーパーワンダーレジの方もほぼ同じ時間(人数)を見ましたがエラーは出てなく「実店舗と見本市」での差は少し出てたのかなと感じました。(※あくまで短時間なので体感ですw)
あとは昨年の11月の大宮での実証実験に行きたかったのですが、実は11月はかなり忙しく(キャッシュレスカフェの出店を決意した夏からやる事が増え11月に某店が出される事になり抜かれしまってからそれが加速した訳です)て試せなかったのが非常に残念。比較したかったなー。
ROBOT MARTは、現時点ではちょっと他の2つ単純に比較する事は出来ないのでここはやはり11月のグランドオープンを待ちたいところですね。
いずれにせよ、ちょっと前までは「近未来の店舗」と描くだけだったモノが徐々に現実的になって来ている事が非常に嬉しくこの先が楽しみでありますね。
もちろん批判・否定するのも自由ですが、現時点では課題も多く残ってるし解決しなきゃいけない事は山ほどあると思うけどポジティブに建設的に行こうよ、と思います。
各社さん、がんばれ!
これは3連続の〆に当たるものなので良かったら下記もどうぞご覧下さい。
JR赤羽駅のAI無人決済システム 「スーパーワンダーレジ」を試して来ました
http://atmict.info/2018/10/17/post-5062/
ローソンCEATEC店のウォークスルー決済を試して来ました
http://atmict.info/2018/10/18/post-5086/
茅場町の無人コンビニ「ROBOT MART」へ行ってみました
http://atmict.info/2018/10/18/post-5109/