来年2018年1月に尾崎紅葉が生誕150周年を迎え、1月17日の尾崎紅葉祭に向けて秋からシンポジウム、フォトラリー(こちらもどうぞ)、寸劇と紅葉イベントが目白押し。
と言う事で本日は文豪尾崎紅葉生誕150周年記念 講談「金色夜叉」の日だったので講談を聞いて来ました!場所は熱海市役所の裏手に位置するいきいきプラザの7階です。
先日、妊娠届を出しに行ったのもここいきいきプラザでした。
自動ドアの入り口にはチラシが貼ってありました。
13時開場でしたが混んできたので?5分前に開場となりました。
※講談中の報道関係者以外の撮影・録音は禁止なので撮影はここでストップ。
13時半、一龍斎貞鏡先生(※後述)が登場されスタート!!
トータルで約50分ほど噺されたのですが最初の20分くらいは金色夜叉の本編とは関係のない前説と言いますか掴みと言いますかそんな感じでした。
私自身(他の方もその様でしたが)講談と言うのが今一つ分かっていなかったですし、その様な人らに対して分かりやすく説明し、そして合間に笑いと取りに行く。
興味深かったのは日本三大話芸について説明され、それは「浪曲・落語・講談」の事であり
浪曲
明治時代初期から始まった演芸で「浪花節」(なにわぶし)とも言う。
※画像はWikipediaより拝借
講談
釈台(しゃくだい)と言う小さな机の前に座って、張り扇(はりおうぎ:これは扇子では無いので開かないらしい)で釈台を叩いて強調したり噺の時間軸を進ませたりする。軍記物や政談など主に歴史にちなんだ物を読み上げる事が多い。
※画像はオフィシャルサイトからお借りしてます
※今日はこの釈台では無く別のものです
※聞いた内容とWikipediaを少し混ぜます
落語
噺にオチが有る事と、笑いを(より多く)取りに行くスタイル。
(まぁ落語は良く分かりますね)
また落語家は全国に800人近くいるのに対して講談師は80人くらいしかいないそうです。イリオモテヤマネコとほぼ同数らしいです(笑)。1/80を見れて皆さんラッキーだよと(笑)
他には真打ちになると落語などでは師匠と呼ばれるが講談の世界ではそうは呼ばず先生と呼ぶそうです。
また7代目 一龍斎貞鏡親子先生(厳密にはまだ真打ちでは無いので先生では無いそうです)は三代で講談師をなさってるそうですが講談の世界は世襲制では無いので、自分の意志・努力で入られたみたいです。
等々、前半部分は本編(金色夜叉)とは違った内容でしたが興味深くそしていい間で笑いを差し込んで来るので楽しく噺を聞く事が出来ました。
後半はいよいよ「金色夜叉」です。
実はわたくしそもそも金色夜叉を読んだ事が無いので例の足蹴りのシーン以外まともに知らないのですよね…。なので物語を要約し時折笑いを混ぜて、楽しく・分かりやすく金色夜叉を知る事が出来て、初めて物語の全貌が分かったのは嬉しかったのですが同時にここまで悲しい話だったのかと思いました。
※話の内容自体はここでは触れませんのでどんな形であれご自分の手段でぜひ読み聞きして下さいませ。
講談が終わり参加記念!?として金色夜叉のあらすじと解説の冊子と150周年記念タオルを貰いました!
そして、
思い返せば13年くらい?前の夏、当時の彼女と熱海旅行に来ました。そして大喧嘩をし東京まで口を一切聞かないという程の事をしたのがこの貫一お宮の近くだったのを覚えていますww
※但し銅像の様な事は御座いませんッ!
あの頃はまさかここ熱海に移住するなんてこれっぽっちも思ってなかったし奇跡の様な巡り合わせで、貫一お宮は俺の中で熱海を繋ぐきっかけと言うかスタートと言うかそんな感じでもあるので色んな意味で思い入れがあるのですよね…
さらに、
では最後に2か月半前にchange.orgで賛同を呼び掛けております「JR熱海駅の発車メロディーを「金色夜叉」に変えて欲しい!」を改めて貼りますのでご賛同頂ける方はご署名のほどよろしくお願い致します。※(現時点で)4名の方有難う御座います!!