大多数のお店は決済利率だけではまだまだ動かないってお話①

昨日、キャッシュレス決済導入のお手伝いしてるお店に行き進捗状況を伺いました。
結果的には楽天に決め導入する方向で固まったがまだ申込みはして無いとの事です。

お話をしてから少し経つのでそろそろ審査が終わりリーダー到着して、さぁここからひと手間ってところで、次のアドバイスに入ろうかなと思ってたので読みが外れました。



まだ手を付けてない理由は8月上旬に控える「祭り」の準備が忙しくていま導入してる時期でないとの事でした。


それを聞いた時に改めて感じました。


忙しい時に不慣れなものがやって来たら戸惑うだけ、面倒なだけ、手間なだけなんです。
ましてや代表者1人が理解すれば済む話じゃなくてアルバイトも含めスタッフ全員がフローをしっかり理解しなければいけないのです。
それには時間と労力が必要なのです。


「いつでも気軽に聞いてね」「ただで手伝いますから」と言ってても、(自分を含め)その界隈の人間には簡単だと思っててもオーダーフォームに申込みをするのですら手間なのです。


(自分を含め)ユーザーや決済提供会社は手数料で一喜一憂しがちです。LINE Payの0%やPringの0.95%もその界隈の人々には拍手喝采なんです。ですが数値だけで動いてくれるお店は極々一部です。現実を見れば大多数の中小店舗は決済利率だけでは動きません。サポートが必要なのです。



ただ、
もちろんそれでも動く時期は必ずやってきます。
私が見て来た世界で言えば、
・周りが携帯を持ち始めたから買ってみよう
・周りがもしもし携帯からi-modeに変えたから変えてみよう
・周りがガラケーからスマホに変えたから変えてみよう


俗に言うキャズムの壁を超えた時ですね。

ですから「うちも導入するか」の壁を超える時期は必ずやってきます。



しかし日本全国津々浦々、あまねく、より早く、浸透させたいならサポートがそれ(利率)と同等以上に大切なのです。
わたくしも元々は現場出身者ですし、現に店舗を運営してますし、店舗の方々の気持ちは非常に理解出来ます。ビール祭りやピークが過ぎたあたりにまたお伺いしようかと思います。

※今回のお店は楽天ペイなので決済手数料云々では有りませんが手間とサポートというお話です


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