南海電鉄NFCコンタクトレス対応自動改札機の各種パターンの検証 と セミナーその後について

コンタクトレス対応した自動改札機

南海電鉄がVISAと組んでNFCによる非接触決済(コンタクトレス)に対応した自動改札機でのスマート乗車の実証実験を4/3から開始しました

乗降者出来る駅や改札機は場所によって違いますが.現在IC専用レーンがあるのと同様にNFC専用レーンが設けられたり改札機によっては切符と併用するタイプもありますが.NFC対応レーンにはこの青いVisaの帯が敷いてあります

では切符やIC(Felice)は通れない、代表的なこのタイプを詳しく見ると
手前はデジタルチケットを読み取るQRコードのリーダーが有ります
その隣が今回の目的でもあるNFC(A-B)に対応した自動改札機色やアイコンなどでICとの違いを強調してますが..ぱっと見た目ではFelica(NFC-F)との差は分かりません

では早速通過してみますまずはスタンダードなクレカから
カメラ越しに見てたので..少しズレてましたが..真上にきちんとかざせば..まず差は感じられないでしょう
入場しすぐ出れるか試してみますエラーでゲートが空きません入場券という扱いはありませんね

次はカードを変えてもう一度当然VISAに対応してれば問題ありません
Google PayではVISAデビットカードの登録が可能なので..それを登録したスマホをかざしてみますこちらも当然問題ありません
ではスマホ内に登録してある..デビットカードの種類を変え..かざしてみますこちらも当然問題ありません  

自分はスマホをクローン化(同じ状態)してるので..Google Payもそれは同様ですと言う事で機種を変え..同じVISAデビットを登録してある..Felica対応機でかざします

ではスマホ内に登録してある..デビットカードの種類を変え..かざしてみますこちらも当然問題ありません 
では実験ですスマホで入ってカードで出るなど互い違いは可能か?
8時27分に入場..隣の駅に着いたのが.8時34分スマホからカードに持ち替えて..退場してみます..エラーです..スマホに持ち直してかざすと..OKでした(現状)互い違いはNGなようです

では最後にFelicaと比較しますどれがNFCでどれがFelicaか分かりましたか?

最後にひと言

(これは当方のキャッシュレスセミナーに参加した事がある方向けです)
一番最初に登壇させて頂いた処からだと..あれからもう2年半が経ちますが..当時..キャッシュレスイコールスマホではない、QRコードが本命でもないと..冒頭から申し上げ..国がやっとキャッシュレス化に動き出した時に..これらのフレーズは中々理解し難かったと思います

ただこの2年半で起きた事は..セブンPayの失態、OrigamiPayの消滅などQRコードは本当に本命だったのか?..また誰も予想できなかったコロナが到来した事で..非接触・非対面に目が向き..まさにいまNFCや顔など生体認証がより注目されています

セミナーで申し上げた通り
QRコード決済は寄り道中期的にはNFC決済長期的には生体認証決済が本命の流れと

コロナによる対応はたまたま時代を早送りさせてしまっただけで..非接触・非対面・無人化・省人化はロボットやAIの進化と共に遅かれ早かれやって来るはずでしたと.同時に国がQRに寄り道してしまったお陰で..NFCの普及が約2年分遅くなったのも否めません..ただ今回.鉄道の乗車にNFCコンタクトレス決済が対応したした事は非常にインパクトがあります.
JRに手綱を握られたくない..私鉄各社を中心に.必ず爆発的に普及していきます

先ほどFelicaとNFCの処理速度の比較を.見て頂きましたが..一般利用者であれば.差は殆ど気にならないでしょう
別に必ずしもFelicaである必要はありませんそれはガラケーが駆逐された事と同じで..Felicaもまた.世界標準規格に飲み込まれるのは性なのです..

皆様のお店や会社におかれましても.. ぜひそれらを意識して..長期的な視野をお持ち頂ければ幸いです

南海電鉄NFCコンタクトレス対応自動改札機の各種パターンの検証 と セミナーその後について

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